HPCT-SR80 製品特徴〔騒音密閉筐体 12U・18U・24U・30U〕
■騒音密閉
ビジネスや科学技術の最先端で数多くの導入実績を誇るHPCT-SR45をベースにして、HPC向けに改良が加えられたHPCT-SR80 for HPC。新しいサイレンサー構造を採用して静音性を犠牲にせず大幅な風量強化を実現しました。
GPU搭載の最新マシンやラックサイズをフルに活用した増設にも余裕をもって対応できるパフォーマンスマージンが大きなメリットです。マシン増設に伴うファンユニット追加装着時でも、サイレンサー流路での風量損失がなくシステム規模拡大に正比例して高風量が得られるハイエアフローシステムとなります。耐荷重レベラー付キャスターと配線余長スペースを新設。
標準オフィス向けHPCT-SR45とHPC向けHPCT-SR80の違いについて
■マシン適合
従来品HPCT-SR45とHPCマシンの組み合わせでは、マウントできるマシン規模はラックサイズではなく風量適合により制限されます。多くの場合ラックサイズに対して5~7割ぐらいのマウントとなることが標準的です。HPCT-SR80 for HPCでは、ラックサイズをフルに活用したマシンマウントまで適合。最大風量の供給量に大きな違いがあります。
■コスト
ラックサイズを基準に比較した場合にはHPCT-SR45のほうが有利ですが、上記のようにマシンの最大マウント規模を比較した場合には逆転し、HPCT-SR80 for HPCに優位性があります。
■ラックサイズ
HPCT-SR80 for HPCは従来品HPCT-SR45と比較して横幅が約100mm大きくなります。
■耐荷重
HPCT-SR80 for HPCはマシンのフルマウントを想定した耐荷重フレームが標準装備されています。
■騒音減衰量と最低動作音
HPCT-SR45もHPCT-SR80 for HPCも騒音減衰量は同等です。最低動作音はHPCT-SR45では40~45dB(A)、HPCT-SR80 for HPCでは45~50dB(A)。
■エアフローと設置条件
HPCT-SR45は前後扉の上下に吸排気口があり壁寄せ設置も可能。HPCT-SR80 for HPCは前面吸気、背面排気。高風量の確保と熱溜り回避のため、ラック前後には広いスペースが必要です。
■解説
マシン規模が小さく、ラックサイズに余裕を持たせ、増設計画があまり無い場合には、従来品HPCT-SR45が有利です。マシン規模の拡大に合わせてラックサイズをフル活用する場合にはHPCT-SR80 for HPCに優位性があります。お客様のマシン構成、ご計画に応じて個別でのご相談を承ります。是非ご利用ください。